デッサン・模写

人体のバランス・比率が変だけど許せる絵ってなぜだろ(1/3)

 

まだ読みかけなんですけど、面白い本を見つけたので紹介します。

アーティスト症候群、本
「アーティスト症候群」 大野左紀子
副題は「アートと職人、クリエイターと芸能人」

タイトルと前書きなどから想像すると、日本人はアーティストに憧れ、かぶれている者も多いということのようです。
芸術家ではなく、アーティストと呼ばれたい欲望を症候群と名付けているみたいです。

難しい話はさておき、この中でアーティストもしくは画家と呼ばれたい芸能人の数々が槍玉に挙げられています。
ジュディ・オング、八代亜紀、工藤静香、片岡鶴太郎、ジミー大西、藤井フミヤ、石井竜也……とそうそうたる顔ぶれ。

けっこうバッサリこき下ろされています。
ジュディ・オングは真面目すぎ硬すぎ、八代亜紀は古典的で古臭い、片岡鶴太郎はいかにもの予定調和……と容赦ありません。

この中で気になったのが二科展入選常連の工藤静香もコキ下ろされていたことです。
芸能人枠じゃないのかと前から思ってましたけど、あらためて検索して見つかったのがコチラ ↓

https://www.oricon.co.jp/news/2077687/full/

F80号という大作ですが、見た瞬間に「二の腕」が短いことに気づきます。
肩から肘の長さです。
誰か教えてやれよと思いましたけど、わざとしている可能性もあるんですよね。
それは本人にしか分かりません。
人体の比率やバランスをわざと変えてるのは世界的な名画でもあります。

 

ボッティチェリ「ビーナスの誕生」
ボッティチェッリ「ヴィーナスの誕生」
首が長いですね。なで肩も凄い

 

もう1つ例を挙げます……。

あ、長くなったので次回に。

 

つづく

 

 

 

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