野外クロッキー(速描きスケッチ)は数分間~10分間くらいで風景などを描くことです。
ボールペンで立って描くことでスピードアップを図ります。
パッと見た瞬間、面白い構図だなと思ったら、微調整して描き始めます。
紙に収まるかなぁと不安なときは両手の親指と人差し指で長方形を作って覗き込みます。
筆者の主観ですが、気づいたことをシェアします。
ではまずパッと見で面白くない構図から。
1.横長の構図
見晴らしがいい場所だけどメインのモチーフがない構図、または横長の構図です。
例えば、大きな海、水平線、大きな川、広い公園の芝生広場などが横に広がっている場合です。
気分的には開放的でいいんですけど、いざ描こうとすると面白くないんですよね。
大きな川を真横から見ると、対岸が横長になりますよね。
コレをそのまま描いてもポイントとなる主役がない場合はツマンナイです。
特徴がない感じです。
2.縦長の構図
奥行き方向ではなく、上方向に長い構図です。
大きな木を少し離れて全部描こうとしたら縦長になります。
木だけだとツマンナイですね。
もっと寄って、下から見上げるようにすれば迫力は出てきますが、単に全部収めるために離れて描くと植物図鑑用の構図みたいになっちゃいます。
ワンポイントの捻りが必要ですね。
ではどうすれば面白くなるかというのも書きます。
1.奥行きのある構図
強い線が奥に進んでいるか、斜めまたは曲線で視線が奥へと誘導されるものです。
手前に大きな主役があって、奥に第2の主役があるような対比も面白いですね。
2.ワンポイントで人間や犬や猫、鳩などを入れる
それだけで絵に生命が宿るというか、エネルギーを感じるようになります。
ただし、すぐ動くので網膜に焼き付けて、ササッと描くしかありません。
写真を撮って描くこともできますが、クロッキー(速描きスケッチ)とは趣旨が異なってきます。
くれぐれも人の顔が分かるように勝手に撮影しないように。
怒られちゃいますよ。
面白い構図はまだまだありそうなので、気づいたらまた書きます。
(今回は以上です)