デッサン・模写

描きたいものがないときの対策。フリー画像とか著作権とか(後編)

風景、フリー画像

描きたいものがなくてフリー画像を使うときのお話の後編です。
前編はコチラ

 

世の中に出回っている画像を著作権に気をつけながら、別物に改変して描くのが面倒なときに便利なのが著作権フリーの画像を利用することです。
Pixabayとかが有名ですよね。

副題に「高品質なフリー画像素材」とあります。
筆者もブログの画像によく使わせてもらっています。

そんなのとっくに知ってるよ、と思った方もいると思いますが、今回お伝えしたいのは、そこじゃないんです。
「フリー画像、フリー素材、商用利用可能」と「著作権フリー」は別物ということです。

ちなみにPixabayはトップページの下部に著作権フリーと明記してあるので安心……かと思ったら、やっぱり制約はありました。
無制限なフリーではなかったんです。

この手のサイトは海外のものが多いので、著作権に関しては「Free to use under 〇〇 License」などと書いてあるので、いちいちライセンスの内容を確認しなくてはなりません。
〇〇というのはそのサイトの名前です。
翻訳すると「〇〇が定めたライセンスの下で無料で使えます」というくらいの意味です。

で、そのライセンスの内容を見ると、けっこうな長文が英語で書いてあるんですよね。
例えば「写真自体はOKだけど、そこに写り込んでる著作物があれば、それはうちのものじゃないから注意してね」と書いてあったりします。
例えば死亡後50年たってない画家さんの作品が写り込んでる画像はヤバいよってことです。

他には「モデルさんを貶めるような使い方はダメ」とか、「モデルさんが特定の商品を勧めてるみたいな使い方はダメ」とかもあります。

ややこしくなってきたので、話を戻します。

要は「フリー素材、フリー画像、商用利用可能」というのと「著作権フリー」というのは別物なので、フリーという言葉を鵜呑みにせず著作権がフリーであることをしっかり確認しましょうということです。

面倒ならフリー画像にある素材を丸パクリせずに参考程度にすればいいのではないでしょうか。

パブリックドメイン(公有の財産)となった50年以上前に他界した画家(フェルメールやゴッホ、ルノワールなどの作品を模写して、ネットに公開するのも販売するのも全然OKです。
ただし日本以外で販売するなら、その国の著作権保護期間を確認する必要があります。
ちなみに米国は死後70年、最長はメキシコの死後100年です。
輸出するときは気をつけましょう~ ^^;

 

オマケ
英文の規約を読むのは面倒だよ~という人には日本のフリー画像サイトがあります。
ぱくたそ」さんです。
ただし著作権フリーではありません。利用規約があります。
利用する前に規約を一読することをオススメします。

模写した作品を自分のTwiterやブログにアップするのはOKみたいですが、販売するのはNGです。
自分のSNSにアップして仲間内で楽しみたいという場合は使い勝手がいいかもですね。

 

(今回は以上です)

 

 

 

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