ふわふわ日記

初心者こそ抽象画を描くべきたった1つの理由とその対策(後編)

抽象画の見本
Kseniya LaptevaによるPixabayからの画像

 

初心者こそ抽象画を描いたほうがいい理由=上手い下手より楽しむこと、デトックス、というのを前回紹介しました。
その後編、対策編です。
前編はコチラ

 

さて、抽象画は何をどう描けばいいのか。
あくまで一例ですので気楽に読んでください。
自分なりの描き方をしたい人はそれを優先して全然OKです。

以下は抽象画をどう描けばいいのか、テーマや取っ掛かりが欲しいという場合の参考にしてください。

 

実際に抽象画を描くとき、難しく考える必要もないし、歴代の有名作品を勉強する必要もありません。
やるべきことは自分との対話です。

なんでもいいんですけど、前編で紹介した「形のないもの(音、感情、概念など)」を表現するのはどうでしょう。
形のあるものだと自分で上手い下手が分かってしまうので、ゲンナリする人もいるかもしれません。

テーマは小鳥のさえずり、好きなリズム、音楽、喜び、幸せ、愛とか平和とかいろいろ考えられます。
単一的な見方しかできないものだと深みが出ないという場合は、二律背反や二面性のあるテーマが面白いかもです。
愛憎、幸不幸、裕福と貧困、挑戦とリスク、グルメとダイエット、禁酒禁煙禁ギャンブル(分かっちゃいるけど止められない)、孤独のメリット、悲喜こもごも……何でもOKです。
思いついた言葉を絵にしてもいいですし。

テーマ無しで思いつくまま描くのもOKです。
でも、たぶんすぐネタ切れになると思います。
言葉をテーマにしたら辞書を見るまでもなく無数にあります。
テーマを選ぶことによって軸ができるので、作品もブレがなくなります。

 

では、どうやって描くかについて。
画材について。
アナログなら、重ね塗りできる絵の具が便利です。
アクリル絵の具は100均でも売っています。

水彩絵の具や色鉛筆は、重ね塗りは厳しいでしょうね。
できなくはないですけど効率が悪くてイライラするはずです。
油絵の具は乾くまで重ね塗りできないし、待つと1週間くらいかかるし、そもそも初心者で持ってる人は少ないんでじゃないでしょうか ^^;
クレヨンの重ね塗りは製品によっては厳しいですが、クレパスは結構できるはずです。

抽象画、ネガティブ

描き方です。
人には見せられないような本音やネガティブなイメージをまず吐き出してください。

次に希望や期待、ポジティブなイメージでがんがん重ね塗りして、下のネガティブなイメージを塗りつぶしてください。

例えば、「幸せ」という言葉をテーマにした場合、幸せの反対、すなわち不幸のイメージを先に吐き出して、その上で幸せのイメージを重ね塗りします。
そうすると重層的になるし、うまくすると哲学的な深みを表現できるかもしれません。
最初から最後まで幸せのことだけを考えて描いた抽象画より、深みのある作品になるはずです。

 

抽象画、ポジティブ

最後に気づいたことなどを重ね塗りして、ポップなイメージで描き終えるとスッキリします。
この描き方だと完成した作品を後から観ても楽しくなりますよ。

デジタルならアイビスペイントというアプリが無料でダウンロードできるので、オススメです。
レイヤー(階層)分けして描くと、二律背反や二面性のあるテーマのとき、後からネガティブな面も見返すことができるので便利です。

 

ポイントとしては絶対に人に見せないつもりで描くことですね。
人に見せるのを前提にしてしまうと、キレイごとを並べたような絵になってしまいます。
本音を吐き出せなくなって、当たり障りのない平凡で小さくまとまった作品になってしまいます。
これだとデトックスにならないので、人には見せないつもりでこっそり描くのがオススメです。

本音をぶつけましょう。
毒を吐き出すんです。
目的はデトックスですから。

やってみると分かりますが、カラオケでスッキリした後に似てるけど全然違う、何ともいえないような幸福感、達成感に包まれているはずです。

よかったら試してみてください。

 

(今回は以上です)

 

 

 

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