デジ絵・イラスト

やっと描く気になったけど、何やってんだオレ(後編)

 

前編はコチラ

「画業de起業」なんてカッコイイこと言っておきながら全然描いてないけど、ブログは真面目に更新している筆者です。

Twitterで頑張っている人たちに触発されて、やっと描く気になった野外クロッキー(速描きスケッチ)先で取った画像に、下書きをしやすいようにガイド線を付けたのがコレ ↓

大淀川河畔、ガイド線付き

下書き寸前までいって、右端の建物や窓が面倒そう……と気づき、クリスタ(クリップスタジオペイント)を立ち上げました。

クリスタというのはデジ絵を手入力できるペイントソフトです。
お絵かきソフトの高性能版ですね。

それを使って、加工して出来上がったのがコレ ↓

フェニックスをクリスタで加工して追加

なかなかいいでしょ?
右端の木を追加したって言わなきゃ分からなくないですか 笑

 

加工のしかたとしては、
画像全体をコピーして、新規レイヤーに貼り付けて、折れ線選択でフェニックスを大まかに選択して、「選択範囲を反転」させてフェニックス以外を消しました。

フェニックスだけのレイヤーを選択して、元の画像を見ながらフェニックスを拡大します。
……クリスタを使ったことのない人は何のことやら分からないかも知れませんよね。

 

でもココから大事です。
クリスタやデジ絵に興味のない人も風景画を描くなら役に立つはずです。
1点透視図法の話です。
それを図示したのがコレ ↓

一点透視図法、フェニックス

並行する線はすべて水平線上の同じ点に集まります。
これを消失点といいます。
これが集まらないと建物などが歪んで見える原因になります。

もちろんフェニックスは植物なので高さがマチマチですから、ズレててもいいんですが、建物の上辺や窓の並びの延長線が同じ場所に収束しないとヘンテコな感じになってしまいます。

もし建物や人物を描くときに形が歪んでしまうなら、パースを知らないのが理由かも知れないです。
パースというのは透視図法ともいいます。
風景画では大事な要素なので、押さえておくと便利ですよ。

 

それはさておき、
まったく同じ形のフェニックスが2本並んでいるのは変といえば変かなと気づきましたが、描くときに葉っぱを適当に変えれば、何とでもなるので、ま、いっか。

我ながら、なかなかいい出来具合ではないかと。
さらに遠近法で手前2本の木の間隔は広めにしています。
加工したことをわざわざ言わなきゃバレないではないかと悦に浸っていたところで、我に返ります。

オレ何やってんの?
さっさと描き始めてれば、もうかなり進んでるんじゃねーの?

 

ここまで手の内をさらしたのは自分で自分の尻に火を点けるためです。
次回までには完成品をご披露できる……はず(たぶん)

 

(今回は以上です)

 

 

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