英語で「no pain,no gain」
誰でも一度くらいはこの格言、慣用句を聞いたことがあるのではないでしょうか。
翻訳された意味としては以下が一般的です
「痛みなくして、得るものなし」
「労力なくして、得るものなし」
「努力なくして、得るものなし」
「苦労なくして、利益はない」
言い換えだと
「虎穴に入らずんば虎子を得ず」
「働かざる者、食うべからず」
……なども似たようなニュアンスですね。
原文や訳文を見ると、誤訳の可能性はなく、ほぼ忠実に訳しているような気がします。
でも農耕民族の日本で生まれたものではないので、元となる発想が違うみたいです。
この格言、慣用句が生まれた背景を探ってみると、どうやらもう1つの意味がありそうなんです。
結論を先に言うと、それは「先に手放せ」という意味。
報われるかどうか分からない時点で「差し出せ」という意味です。
必ずリターンがあると分かっているなら簡単なんですが、なんの保証もない状態で自分の持てるものを差し出せという意味です。
これだと「努力なくして、得るものなし」とは意味合いがまったく違ってきますよね。
たとえ話をすると前髪しかない幸運の女神を掴むためには安定を手放して飛び込むしかないということです。
片手で安定や安心を掴んだままだと、もう一方の手では大きな夢や希望や幸せには手が届かないってことです。
ビミョ~に両手の幅より広い ^^;。
勇気のある人(または向こう見ずな人)は安定の手を離してトライします。
安定指向の人は『子供じみた夢を追いかけてる場合じゃない』と考えて安定を掴んだ手を離しません。
どちらも正解です。
本人の好みです。
で、ですね、実際は両手の幅よりちょっと広いくらいならいいんですが、手放す直前に大きな幸せのほうの幻想が消えるんです。
そこで我に返ります。
「オレ、無茶しようとしてない?」
(つづく)