ふわふわ日記

ノーペインノーゲインのもう1つの意味(後編)

手放す

英語で「no pain,no gain」
「苦労や努力なくして、得るものなし」。

一般的なのとは別の意味がありそうなんです。
結論を先に言うと、それは「先に手放せ」という意味。
報われるかどうか分からない時点で「差し出せ」という意味です。

その後編です。
前編はコチラ
中編はコチラ

 

これは別に勇気を試すテストではないんです。
ポイントは「空きスペースを作る」ってことなんです。
空きスペースって何?

何かにしがみついていると新しいチャンスが入ってくるスペースが無いんです。

 

例を挙げます。倦怠期の恋人がいたとします。
結婚できるのか将来も見えないし、相性も価値観もイマイチ。
だけど別れるほどではないというか別れる勇気がないとします。
上手に立ち回れる人は二股をかけたりしますが、それは「ノーペイン、ノーゲイン」の原則とは違うんです。
手放してないんです。

ノーペインノーゲインの正統派は、次の恋人が現れるかどうか分からない状態で、将来が見えない今の恋人としっかり別れるんです。
そうすると真空状態ができる。
ポッカリとスペースが開く。
そうしたら心に穴も開くでしょう。
わんわん泣いてください。
でもその後、立ち直って前向きに生きていたら、そこへ出会いやチャンスが流れ込むという訳です。

例え話ですからね。
恋人を奥さんに置き換えないように。
女房子供を泣かさないでください ^^;

 

今回いっぱい例を挙げましたね。
分かって頂けたでしょうか。
もしアナタが絵やイラストや漫画の世界でもいいし、何か別の事業でもいいです。
起業しようと思っているなら、大事な何かを手放してみてはどうでしょうか。
それなりに痛い何かを。

とりあえずSNSやYouTube、テレビを観たり、ゲームをやる時間を手放したら、どうですかね?
いっそのこと、スマホを解約したら、たっぷり時間ができますよ。
あ、ムリ !?
そりゃそうですよね。
それが普通です ^^;

 

追伸
「ノーペイン、ノーゲイン」は2世紀にヘブライ語で書かれた本の中で似た記述が見つかっています。
ユダヤ民族の本ですね。
農耕民族の日本人とは発想が根本的に違うので、「保証のない状態で手放せ」と言われてもピンとこないと思います。

また「タルムード」というユダヤ教の教えの書物にも似たような寓話が載っており、その中では太陽が西から昇ることがないのと同じくらいの絶対的な法則とあります。

無さそうで有るのが執着です。
思い当たるところがあれば、一度手放してみてはいかがでしょうか。

 

            (今回は以上です)

 

 

 

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