水張りとは、ケント紙や水彩紙などの紙を濡らしてふやかした状態で木製パネルなどに張る方法です。
乾いた後はピンとなるので表面が凸凹にならず描きやすくなり、見た目もよくなります。
逆に水張りせずに水彩絵の具やアクリル絵の具などで描くと、画面がぶよぶよと波打って均等に塗れなくなるし、完成後の見栄えも悪くなります。
ただ木製パネルにホッチキスや水張りテープで留めるのは、なかなかの労力なんです。
自分は元々ホッチキス派なんですが、親指で押し込むので木製パネル2枚も張るとじんわり汗が出てきます。
面倒に思う部分もあったので、ヤル気が出たときは一気に複数枚を張るようにしていました。
ところが簡易的な方法があることを知ってから、小さい画面のときはもっぱらその方法を使っています。
なんたって楽なんで ^^;
やり方を簡単に説明すると以下になります。
1.用意するもの
紙、板(紙より二周り大きいサイズ)、マスキングテープ、バケツ類、スポンジ(または刷毛)
※上記はほとんど100均で揃います。
2.紙の両面をスポンジで濡らす
3.5分間ほど紙が伸びきるのを待つ
4.マスキングテープで留める
※水張りテープではなく、マスキングテープです。
(描き終えたら、剥がすため)
これだけです。
ポイントとしてはマスキングテープを貼るとき、紙の端から5ミリとか貼る幅を統一しておくことです。
完成後にマスキングテープを剥がしたときに見栄えがいいです。
あと紙の裏表の見極めですね。
裏にあらかじめ☓とか○とか印をつけておくと濡らした後でも間違わなくて便利です。
今回、紙は100均のA4ケント紙4枚入りのセットにしました。
練習用です。
板も4枚買ってきて、半分にカッターで切り、これで8枚分用意して一気にやりました。
半分に切る時間を除いたら、単純に張るだけの作業は8枚やって20分間くらいでした。
木製パネルにホッチキスの針を押し込む労力から考えると夢のようです ^^;
水張り後、1時間も待てばOKです。
ピンとなって気持ちいい~♪
(今回は以上です)