この全3回シリーズの前編
第1回はコチラ
人体の比率がおかしい名画の例、3つ目です。
モディリアーニ「黄色いセーターを着たジャンヌ・エビュテルヌ」
こんな細長い頭蓋骨の人間いねーよなんてツッコミ入れる人はいないんじゃないですかね。
コレはこれで成り立っているというか。
逆に横に太い頭蓋骨だったらどうですか?
イヤじゃないですか?
それこそツッコミ入れたくなります。
そもそも美しくない。
ということで、工藤静香さんの作品の場合、二の腕を長めに修正したら、意外と良くなるかもという結論に至りました。
いや、そこじゃねーだろ、それだけじゃねーだろ、ってツッコミはご容赦ください。
今回のテーマと異なりますので ^^;
でも力作だと思いますよ。
青い模様の辺りはいったい何時間かかったのかと考えたら頭が下がります。
少し目先を変えてみます。
イラストや漫画の場合、明らかに本物の人間とは人体の比率が違いますよね。
でもお約束というか、見慣れているせいか不自然さは感じません。
人間離れした理想的なプロポーションもあれば、2頭身や3頭身のかわいいプロポーションもあります。
理想的なプロポーションで描くなら、自然と答えは見つかりそうな気がしますね。
あと足の長さですよね。
足の長さを身長の半分にすればカッッコよくなりますけど、もっと足が長いキャラもいますね。
おそらくですけどキャラの性格、役割で足の長さや全身のプロポーションが連動して決まってくるように思います。
無骨な漢(オトコ)がシュッとした足の細長い感じだと力強さを感じないですよね。
筋肉質を優先するなら、足は短くてもいいような気もします。
キャラの設定が先に決まれば、おのずとふさわしいプロポーションが決まるのではないでしょうか。
試行錯誤して見つけるしかないかもですが……。
結論
ということで、無謀にも大胆にまとめてしまいます。
「人体のバランス・比率がおかしいけど許せる絵ってなぜだろ?」
これの答えは……
「パーツが短いのは許せないけど、長いなら許せる」……かもです ^^;
長文お付き合い、ありがとうございました。
(以上です)