デジ絵・イラスト

デジ絵の話その3 ペンタブ(板タブ)編

ペンタブ、板タブ

デジ絵やクリスタなどのアプリを解説するシリーズです。
その3回めです。

1回めはコチラ
前回はコチラ

 

このシリーズで説明する項目の一覧です。

1.クリスタ(クリップスタジオペイント)って何?
2.レイヤーって何?
3.ペンタブって何? →今回ココから
4.デジ絵を始めるなら何がオススメ?

 

それでは個別に解説していきます。

3.ペンタブって何?

ペンタブとはペンタブレットの略です。
板タブレット(通称:板タブ)ともいいます。
手書きの入力装置です。
入力用の専用ペンを使ってフリーハンドで描くとそのままパソコンに入力できる装置です。

昔はマウスで描いた微妙に歪んだ線で諦めるか、イラストレーター(通称:イラレ)という高価なソフトウェアで複雑な操作をするか、のほぼ2択しかありませんでした。

イラレの描き方は主にマウスで操作します。
曲線を描くときに始点と終点を決めて、その後で曲線の反り具合を決めるポインターをドラッグで引っ張って決定して……という複雑な手順です。
イラレは思い通りの線を引けるのですが、習得するまでにメッチャ時間がかかります。
操作を覚えてからも面倒すぎて投げ出す人も多かったと思います。

筆者はいちおうイラストレーターとフォトショップの基本操作くらいはできましたが、機能がありすぎて全部を使いこなせませんでした。
さらに曲線を描くのが面倒すぎて結局マスターしたと言えるレベルには到達できませんでした。

その点、ペンタブは思い通りの線が簡単に描けます。
どうしても微調整したいときはベクターレーヤーで描けば、イラストレーターみたいな線の微調整ができます。
その様子が以下です。

デジ絵、ベクター1わざと震えるような手で描いてみました

デジ絵、ベクター2曲線のつなぎ目ごとに赤丸ができます

デジ絵、ベクター3赤丸を減らして曲線を滑らかにつなぎます

デジ絵、ベクター4だいぶなめらかになりました

※もっと時間をかければ、もっとなめらかにできます。

 

手が震えて、うまく線を手書き入力できないという人でも、あとからチマチマとやれば修正できるという例です。
それに曲線を描いてくれるツールもあるので、手入力だけに頼らなくても大丈夫です。

筆者はA4サイズの板タブを使って、パソコンのモニターを見ながら入力しています。
手元はただの黒い板ですので見るのは手元ではなく、モニターになります。

最初だけ違和感がありましたけど、すぐに慣れました。
板タブを新たに買うのは嫌だという人はスマホかタブレットにクリスタなどのアプリをインストールすれば、描いている場所と反映される場所が同じ液晶なので視点のズレはなくなります。

ただ筆者は長時間、至近距離でスマホを見つづけると目が痛くなるので板タブにしました。
こっちのほうが目に優しいですね。

 

次回はデジ絵を始めるなら、どのアプリや入力装置がいいかを解説します。

 

            (つづく

 

 

 

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